第2章 戸籍の公証

af9980011825Ⅰ 戸籍謄抄本
 一編成単位の戸籍の全部を謄写したものを戸籍謄本といい、一部を抄写したものを戸籍抄本という。戸籍謄抄本とは、戸籍謄本、戸籍抄本を総称した呼称である。
 戸籍謄抄本は、原本である戸籍簿と同一の様式によってこれを作らなければならないものとされている(戸規12Ⅰ※戸(除)籍の謄抄本を日本工業規格B列五番に縮小して作成することは差し支えない(昭和55・2.25民二-1284号課長回答))。
 戸籍謄抄本には、市町村長(政令で指定する人口50万以上の市(以下「指定都市」という。)において条例により区域を分けて区を設けている場合は区長(地自252条の20Ⅰ)。以下、この章において同じ)が、その記載に接続して、「この謄(抄)本は、戸籍の原本と相違ないことを認証する。」又は「この抄本は、戸籍の原本と相違なく、戸籍の全員を記載したものであることを認証する。」と附記をし、これに職氏名を記し、職印をおさなければならないものとされており(戸規12Ⅱ※戸籍・除籍の謄抄本に押印する職印を電子印(黒色印)をもって作成・交付して差し支えないとされた事例(平成5・2・3民二-1173号回答))、 戸籍謄抄本が数葉にわたるときは、毎葉に職印による契印をし又は加除を防止するため必要なその他の措置(契印用打抜機による市町村コード番号の打抜等の加除の防止措置)をしなければならないものとされている(戸規12Ⅲ)。
 また、戸籍謄抄本に掛紙をした場合には、職印で接ぎ目に契印をしなければならないものとされている(戸規12Ⅳ※磁気ディスク等を原本とする除籍・改製原戸籍の謄抄本を掛紙の切り貼り、契印をすることなく帳票出力された形状のまま作成することが認められる場合、及びその場合の取扱いについて(平成15・10・24民一-3178号通知))。

Ⅱ 除籍謄抄本
 一編成単位の除籍の全部を謄写したものを除籍謄本といい、一部を抄写したものを除籍抄本という。除籍謄抄本とは、除籍謄本、除籍抄本を総称した呼称である。
除籍謄抄本の作成方法、作成者、職印の押印、契印は戸籍謄抄本と同じである。除籍謄抄本には、「この謄(抄)本は、除籍の原本と相違ないことを認証する。」又は「この抄本は、除籍の原本と相違なく、除籍の全員を記載したものであることを認証する。」と附記をすることとされている。

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