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イ 届出の種類

 戸籍の届出は、既に発生した事実又は法律関係について報告的になされる届出(報告的届出)、届出が受理されることによって初めて身分関係の発生、変更、消滅の効果が生じる届出(創設的届出)、報告的届出と創設的届出の両方の性質を併せ持つ届出の3つに大別される。

 そして、戸籍の正確を期するために報告的届出については届出義務者及び届出期間を定め、戸籍の記載又は記録を要しない事項について虚偽の届出をした者や正当な理由がなく期間内にすべき届出又は申請をしない者については罰則の制裁を課すことにより届出を強制している(戸132条以下)。

 報告的届出、創設的届出、報告的届出と創設的届出の両方の性質を併せ持つ届出には次のようなものなどがある。

 

    ⅰ 報告的届出

       嫡出子出生届

       嫡出でない子の出生届

       認知された胎児の出生届

       病院、刑事施設その他の公設所において出生した場合の出生届

       裁判所が父を定めるべき場合の嫡出子出生届

       棄児を引き取った場合の出生届

       遺言認知届

       裁判認知届

       認知された胎児の死産届

       養子縁組取消届

       特別養子縁組届

       裁判離縁届

       離縁取消届

       特別養子離縁届

       離縁又は縁組取消しの際に称していた氏を称する届

       婚姻取消届

       裁判離婚届

       離婚取消届

       離婚又は婚姻取消しの際に称していた氏を称する届

       裁判による親権者指定届

       親権者変更届

       親権喪失、親権停止又は管理権喪失審判取消届

       未成年者後見開始届

       未成年後見人地位喪失届

       未成年者後見終了届

       未成年後見監督人就職届

       未成年後見監督人地位喪失届

       未成年者後見監督人任務終了届

       死亡届

       病院、その他の公設所において死亡した場合の死亡届

       失踪宣告届

       失踪宣告取消届

       推定相続人廃除届

       推定相続人廃除取消届

       入籍者が成年に達した後一年以内の入籍届

       国籍取得届

       帰化届

       国籍喪失届

       国籍選択届

       外国国籍喪失届

       外国人との婚姻による氏の変更届

       外国人との婚姻の解消による氏の変更届

       審判による就籍届

       判決による就籍届

       追完届

       本籍文明届

       外国に在る日本人の届出

    ⅱ 創設的届出

       任意認知届

       直系卑属のある死亡子の認知届

       胎児認知届

       養子縁組届

       協議離縁届

       養親又は養子死亡後の離縁届

       婚姻届

       協議離婚届

       協議による親権者指定届

       親権、管理権辞任届

       親権、管理権回復届

       生存配偶者の復氏届

       姻族関係終了届

       入籍届

       分籍届

       氏の変更届

       外国人父母の氏への氏の変更届

       名の変更届

       転籍届

    ⅲ 報告的届出と創設的届出の両方の性質を併せ持つ届出

       戸籍法62条の認知の届出の効力を有する嫡出子出生届

       国籍留保届とともにする出生届

       裁判上の離婚届において復氏者につき新本籍を定める場合

       裁判上の離縁届において復氏者につき新本籍を定める場合

 

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