3 明治19年式戸籍

 戸籍の届出義務を定めた「出生死去出入寄留者届方」(内務省令第19号)が明治19年に制定され、出生、死亡、失踪者復帰、廃戸主、廃嫡、改名、復姓、身分変換、その他戸籍に関する事項について届出義務の規定が定められた。届出を怠った者には行政処分を課すこととなった。

 また、同年10月内務省令第22号をもって、「戸籍取扱手続」が定められ、戸籍簿の調整、記載の方法及び戸籍簿の永久保存の原則が定められた。

 さらに、「戸籍登記書式」(内務省訓令第20号)により、本籍の表示方法も改正され、明治5年式戸籍では「屋敷番」を用いていたものを「地番」で表示することとした。

 これらの改革により作成された戸籍を総称して明治19年式戸籍と呼んでおり、現在、閲覧・謄本交付請求することができる最も古い戸籍である。

 明治19年戸籍は、前戸主という項目が新設され、全員につき生年月日が記載されるようになった一方、職業や氏神等の記載が廃止された。

 

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